デリケートゾーンの黒ずみを解消する方法はいろいろありますが、その方法の中には民間療法と呼ばれているようなものもあります。
そんなデリケートゾーンの黒ずみを解消するための民間療法の中でも特に試している人が多いのが、ヨーグルトを使ったケアです。
ヨーグルトといえば、食べる事によって、乳酸菌の効果を発揮して、便秘解消、美肌効果、成人病の予防効果などが期待できます。
ですが、最近はヨーグルトを食べるのではなくて、直接塗ってしまうという民間療法的なケアが話題になっています。
顔にヨーグルトを塗るパックケアが主流ですが、実はデリケートゾーンに塗って黒ずみ解消を試みている人も少なくありません。
ヨーグルトパックで、デリケートゾーンの黒ずみを解消することができるのでしょうか。
また、注意すべき点はあるのでしょうか。
ヨーグルトの黒ずみに対する効果を見ていきましょう。
ヨーグルトに含まれる美容成分とは?
ヨーグルトには、様々な肌に良い成分が含まれています。
特に三大栄養素と呼ばれるような血液や筋肉をてくるタンパク質、体の生理機能を整えるカルシウム、エネルギーの源になる炭水化物は牛乳を上回ります。
また、人間の基礎代謝を向上させる脂質を整える効果も高いでしょう。
一方、美肌効果に最も欠かせないのが、ヨーグルトに含まれる以下のようなビタミン類です。
これらが、デリケートゾーンの黒ずみ解消にも少なからず関わってきます。
ビタミンA:皮膚の乾燥を防いで健康を維持する
ビタミンB1、B2:皮膚の粘膜を整えて細胞修復を行う
ヨーグルトを使ったスキンケアの方法
民間療法としてのヨーグルトを使ったスキンケアはいったいどのように行うのでしょうか。
食べ物という事で、直接肌に塗る事に問題はないのでしょうか。
ヨーグルトによるスキンケアの方法を交えて解説します。
水切りヨーグルトを作りホエイと分ける
ヨーグルトをスキンケアに使用するには、まずヨーグルトからホエイを分離させなければなりません。
キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどでヨーグルトからホエイを取り出します。
スキンケアの方法としては、ホエイをコットンに含ませてデリケートゾーンの黒ずみにパッティングしたり湿布したりするという方法と、水切りヨーグルトをパックのようにしてデリケートゾーンの黒ずみにぬるという方法になります。
こうした一連の流れにより、デリケートゾーンへのヨーグルトケアが完成します。
しかし、忙しい現代人にこうした手作りケアを行う余裕のある人は決して多くはないでしょう。
面倒な流れをしっかりとクリアできる根気強い人にはオススメのケアですが、実際は難しい人がほとんどでしょう。
ひと工夫でヨーグルトケアがしやすくなる
ヨーグルト単体で使用するのは問題ないのですが、ヨーグルトに小麦粉を混ぜるとたれにくくなります。
デリケートゾーンなどの特殊な形状の部位ですから、小麦粉を加える事によってペースト状になりますから、使いやすくなるでしょう。
また、ヨーグルトに保湿成分の豊富なハチミツを加える事で、乾燥を防ぎ黒ずみの原因であるバリア機能を向上させます。
ですが、小麦粉やハチミツはいずれも食品であるために、衛生上の問題やアレルギーの問題も考慮しなければなりません。
どんなヨーグルトを使用すれば良い?
スーパーには、様々な種類のプレーンヨーグルトが豊富に並んでいます。
その中で最もデリケートゾーンの黒ずみケアに適しているのは、普通のプレーンヨーグルトです。
まさに、定番のブルガリアヨーグルトですね。
最近は、極端に脂肪分をカットしているような製品が販売されていますが、無脂肪だと毛穴の引き締め効果が弱いため、ノーマルなタイプのヨーグルトを使うことがオススメです。
また、余裕があればミネラル豊富なカスピ海のヨーグルトなどを使用することもオススメです。
ヨーグルトケア成分配合の化粧品
市販のヨーグルトを購入して、分離させてから、デリケートゾーンに塗るなどの一連のケアは、時間がかかる上、衛生上も不安なものです。
最近は、大手通販サイトなどでヨーグルト成分の配合されたスキンケアが販売されていて、前準備の必要がなく便利でしょう。
ヨーグルトの他にも、イソフラボン、ラクトフェリン、ローヤルゼリーなどの美容成分が配合されているなどの画期的なヨーグルトケア商品があります。
ヨーグルトはデリケートゾーンの黒ずみに効くの?
では、このようなヨーグルトによるスキンケアは、デリケートゾーンの黒ずみに効果があるのでしょうか。
ある程度の美白効果や保湿効果はある
乳製品を使った化粧品やコスメが存在しているように、乳製品の代表格であるヨーグルトには、ある程度の美容効果があるようです。
効果としては、美白効果と保湿効果という側面を持っていますが、高い効果というほどのパワーはありません。
デリケートゾーンにヨーグルトを使う時の注意点
デリケートゾーンに、本来なら食品として摂取するべきはずのヨーグルトを使う時には注意すべき点がいくつかあります。
ヨーグルトのピーリング効果に注意!
ヨーグルトには、毛穴を綺麗にするピーリング効果があります。
そのため回数を重ねすぎると、肌を傷めやすくしてしまいます。
特に、デリケートゾーンは他の皮膚よりも薄いため肌にダメージを与えやすいのです。
ヨーグルトケアの後は、紫外線カットをしっかりと!
ピーリング効果のあるヨーグルトケアの後は紫外線によるダメージを受けやすいものです。
ですから、ヨーグルトケア後の日焼け対策はしっかりすべきでしょう。
普段はショーツなどで隠れて日焼けなど意識しない部位ですが、小さめのビキニをつけた時に、紫外線があたりやすくなります。
ヨーグルトはアレルギーの源となる乳製品の一種
食べる事でアレルギーを発症しやすいのですが、肌に直接塗る行為も毛穴から体内に吸収されるためアレルギーを発症するケースはあります。
過去にヨーグルトを摂取して湿疹や痒みなどの症状が現れたことのある人は控えた方が良いでしょう。
ヨーグルトよりは黒ずみクリームの方がおススメ
ヨーグルトには確かにスキンケアに効果がありますが、やはりデリケートゾーンの黒ずみを本気で何とかしたいのであれば、あまりおススメできる手段とは言えません。
もともと化粧品用ではないため効果がはっきりしない
ヨーグルトはもともと食品であり、化粧品用ではありません。
美容効果を持たせるためのものではないため、デリケートゾーンの黒ずみに対する効果が確立されておらずあいまいだといえます。
それに比べて黒ずみクリームは、黒ずみを徹底解消するための美容効果をうたっていますから、デリケートゾーンの黒ずみには専用の黒ずみクリームが良いのです。
衛生面の問題
衛生面を考えても、デリケートゾーンの黒ずみ対策にヨーグルトを使用するのは控えた方が良いでしょう。
いたみの早いヨーグルトには乳酸菌以外にも多くの菌が存在しています。
それが原因で肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるのです。
継続することが重要
ヨーグルトを水切りヨーグルトとホエイを分け、それを毎日デリケートゾーンの黒ずみ対策として使用するには、かなりの時間と労力、お金がかかります。
黒ずみ対策は継続していくことが非常に重要ですが、こういった点を考えると、ヨーグルトを使った黒ずみ対策は現実的には難しいといえるでしょう。
まとめ
健康や美容に効果的なマルチな才能を発揮するヨーグルトですが、食べるだけでなく、塗って黒ずみを解消でかかるなら、ぜひチャレンジしたいですよね。
ですが、デリケートゾーンに対するヨーグルトのピーリング効果はやりすぎてしまえば、余計に摩擦となり黒ずみを引き起こします。
そもそも、ヨーグルト自体が塗るためのものではない事を考えれば、黒ずみ対策にはベストではないはずです。
デリケートゾーンの黒ずみには、黒ずみ対策用クリームが最も適しています。
効果が高いのはもちろん、安全面や衛生面でも継続していくという点においても、やはり黒ずみには黒ずみクリームを使うようにしましょう。
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