SNSで話題となっているいちご鼻の角栓や黒ずみの綿棒による取り方は、たくさんの人が閲覧し支持していて、実際に綿棒とオイルを利用して鼻の角栓や黒ずみを取ろうとトライした人も多い様です。
しかし、このケア方法で鼻の角栓や黒ずみを取り除いたとしても、ケアした後かなりの肌ダメージが残ることになります。
また、その後の角栓や黒ずみができる原因を大きくしてしまう行為にもなります。
綿棒を使った角栓や黒ずみのケア方法とはどのようなものか、またぜそれが黒ずみの悪化につながってしまうのかについて見ていきます。
目次
綿棒とはどのようなもの?
そもそも、綿棒とはどのようなものでしょうか。
もともと綿棒は第二次世界大戦時代に海外の軍隊から日本に伝わったツールです。
昔から当たり前に各家庭に常備されている綿棒ですが、だいたいが耳かきで耳垢を掻き取るためのツールとして使用されています。
構造は単純で、棒状の紙やプラスチックに柔らかい脱脂綿やコットンのような綿を絡めているものです。
綿の質もレーヨンやコットンなどが多く、家庭用で使用される長さは8センチ程度のものが殆どです。
医療用になると20センチ程度のものまであるでしょう。
耳垢取り以外にも、傷口に薬をつけたりインフルエンザの細菌除去の時に使用されたりと、美容、医療あらゆる分野で活躍するアイテムです。
最近では細かな部分を掃除するために使われる事も多いです。
形状も、普段使いのレギュラータイプ、赤ちゃんのデリケートな肌にも刺激を与えないベビー用、丸みが特徴の電球タイプ、渦巻き状で汚れを絡め取るスパイラルタイプなど様々です。
また、抗菌作用の施してある綿棒や、ホコリのつきにくいパッキングされている綿棒など、レパートリーの幅が広いです。
それだけマルチな才能を発揮する綿棒ですから、いちご鼻にも効果を出せると期待している人がたくさんいるのでしょう。
いちご鼻の角栓や黒ずみを綿棒で取る方法
今話題の綿棒とオイルによる角栓除去方法ですが、やり方や使用するツールも人によって違いがあります。
まさに、民間の誰かが発見した民間療法的なものなのでしょう。
検索してみると様々な人が綿棒とオイルで角栓除去している過程を画像付きで紹介しているSNSが多いのです。
これらを見ると、角栓やいちご鼻を悩みにしている人は真っ先に「試してみたい!」と思う事でしょう。
用意するのは綿棒とオイルのみ!
まず、準備品ですが、綿棒とオイルのみです。
綿棒は高級なものでなくとも、100円ショップで100本入くらい入っているお徳用の商品で十分としています。
また、オイルもベビーオイルなどの赤ちゃんが使用する肌に優しいタイプを選んだり、食用のオリーブオイルなどを使用したりとバラツキがあります。
結局、“脂(オイル)は油で落とす”という事なのでしょう。
洗顔からスキンケアまでいつもどおりに整えておく
綿棒とオイルの角栓除去は、何もケアしていない状態で行うものではありません。
いつもどおり、正しい洗顔と化粧水、乳液まででもしっかり肌基盤を整えておく事が大切です。
つまり、肌のキメを整えて清潔にするところからスタートなのです。
ちなみに化粧水や乳液は普段使用しているもので良いとしていますが、角栓ができやすい肌はバリア機能が乱れやすくなるため、保湿力のあるタイプのスキンケアをする必要があるでしょう。
綿棒に適量のオイルをつけてマッサージ
綿棒に適量のオイルを含ませて、優しくマッサージをします。
綿棒を軽く転がすような感じで実施します。
どのブログにも共通で記載されているのが、注意点として力を入れてマッサージすることはタブーとしています。
これは、摩擦が刺激となり肌のターンオーバーが乱れる事を防止するためです。
綿棒の種類によっては相当硬いものや、逆にフニャフニャなどの安定感のないようなものまで多種あります。
綿棒選びによっては、ある程度の力をかけないと角栓除去しにくいものもあるでしょう。
綿棒二本で角栓を挟み取る!
最後に、オイル綿棒で柔らかく溶けてでてきた角栓を二本の綿棒ではさみ取ります。
この時も強い力をかけないようにしなければなりません。
これらの一連の流れで綿棒によるいちご鼻ケアができますが、課題はやはり力加減やいかに摩擦を生じさせないかでしょう。
綿棒でのケアが新たな角栓や黒ずみの原因に!?
前述のように、たくさんの人が綿棒による鼻の角栓や黒ずみを取る方法を実践していて、ある程度成功を収めたという例もありますが、実はこの方法は肌にとって大きな負担を強いることになります。
まず、オイルをつけたからといって綿棒で鼻の皮膚を刺激、摩擦している事に変わりはありません。
いくら優しい力と言っても角栓を除去したいという思いがふとした時に力を入れてしまう事もあるからです。
しかも、優しく力を入れないマッサージがどの程度の加減かなどいまひとつ不明なものです。
オイルで滑りが良くなっていて、鼻の皮膚上を滑らかにマッサージしたつもりでも、実は鼻には大きな負担がかかり、メラニン生成の根本原因を作りだしてしまっているのです。
鼻の角栓や黒ずみなど、毛穴は一時的にキレイになったとしても、鼻の肌の状態が改善したわけではありません。
角栓や黒ずみなど毛穴が汚れやすい、詰まりやすいという肌の状態は何一つとして変わっていないのです。
これでは角栓ができるたびに刺激の強い方法を何度も行わなければなりませんし、逆に摩擦によって角栓が作られやすい環境を生みだしてしまっているともいえます。
綿棒でいちご鼻の角栓や黒ずみ、毛穴ケアをしたつもりでいても、実は肌トラブルの根本原因は何も解決していないという事なのです。
綿棒ではなく毛穴ケアが有効
いちご鼻で悩んでいるのなら、綿棒を使ったケアよりも毛穴ケアアイテムの方がずっと効果的に鼻の角栓や黒ずみ、毛穴汚れをきれいにすることができます。
理由としては、毛穴ケアアイテムを活用したケアであれば、もともと黒ずみや角栓ができやすくなっている鼻の肌の状態を改善し、いちご鼻の根本原因を排除していくスキンケアができるからです。
さらに、綿棒によるケアのように一時的ないちご鼻対策ではなく、いちご鼻になってしまう要因それぞれにしっかりとアプローチしていくため、ケア後もいちご鼻になりにくい環境を作りだせるからです。
実際に試した人の口コミや感想は!?
実際に綿棒でいちご鼻ケアをした人が記載している口コミ情報では、角栓がとれていちご鼻が徐々に回復に向かっているというケースもありますが、以下のように失敗に終わっているユーザーも少なくありません。
- 綿棒がボロボロになって、何本も使用するはめになり不経済だった…
- 気になる小鼻のいちご鼻の面積が広すぎて、綿棒の小さな面積では足りない
- オイルの適量がわからずにつけ過ぎたのかベトベトに
- 簡単そうに見えて実は時間がかかる
- 古い綿棒を使ったら、ニキビが増えた…
こうしてみると、素人判断で古くて不衛生な綿棒を使用してみたり、酸化したオイルを使ったりすれば、余計に小鼻の毛穴に雑菌繁殖を生じさせ、ニキビや黒ずみなどのいちご鼻になってしまうことがわかります。
人によってやり方がマチマチなため、いちご鼻対策で使用を始めたのに、逆にいちご鼻のリスクを高めてしまったなんて、本末転倒な結果になってしまわないようにしたいものです。
毛穴ケアアイテムによるいちご鼻対策との違い
ここでは毛穴ケアアイテムによるいちご鼻対策と綿棒を使ったいちご鼻対策とではどのような相違点があるのかを見ていきましょう。
綿棒と毛穴ケアアイテムのケアにおける大きな効果の違いを知れば、毛穴ケアアイテムが綿棒よりもいかに効果的かが見えてきます。
綿棒にはない保湿力が魅力
鼻の皮膚は非常に乾燥しやすく、過剰な皮脂分泌が起こりやすい部分です。皮脂が大量に分泌されてしまうと毛穴をふさぎ角栓の原因を作りだします。
綿棒で黒ずみ対策を一時的に行っても、鼻の皮膚をケアしたことにはなりません。
しかし毛穴ケアアイテムは、高い保湿効果で鼻の肌をしっかりと保湿、保湿された肌は本来の再生力や修復力を取り戻し、外部刺激などに対するバリア機能も復活させます。
綿棒での一時的な効果を得るよりも肌に良いいちご鼻対策ができるのが毛穴ケアアイテムです。
綿棒では沈着したメラニンを取り除くことはできない
いちご鼻の毛穴に沈着しているメラニンは、綿棒でケアしても全く取り除くことはできません。
むしろ綿棒による刺激や摩擦で色素沈着を悪化させる可能性も高まってしまいます。
しかし毛穴ケアアイテムならメラニンに対する美白ケアも同時におこなうことができます。
角栓や毛穴の汚れを取り除いても何となく毛穴が黒ずんで見える、これは長い間酸化した角栓や汚れが詰まっていた毛穴の肌がダメージを受け、防御反応であるメラニン生成を行って色素沈着を起こしているという状態だからです。
せっかく毛穴の角栓や詰まり、汚れを除去し、キュッと引き締まった毛穴を手に入れても、毛穴自体にメラニン色素が沈着して黒ずみが改善できないというケースがあるのです。
綿棒ではできないこういった毛穴自体の黒ずみを、毛穴ケアアイテムは高い美白力でしっかりと対処していくことができるのです。
綿棒が表面的な汚れしか取り除くことができないの対して、毛穴ケアアイテムなら肌改善で毛穴対策をすると同時に、豊富に含まれた美白効果のある成分が蓄積しているメラニンにアプローチ、毛穴の奥に潜むメラニンに対しても効果を発揮します。
メラニン色素と黒ずみについては「メラニン色素と黒ずみの関係は?美白して黒ずみを解消するには?」でもくわしく説明しています。
肌に優しいいちご鼻対策ができる
綿棒を利用したいちご鼻対策は非常に肌負担が大きい方法ですが、毛穴ケアアイテムは最も肌に優しいいちご鼻対策といえます。
毛穴ケアアイテムなら無添加低刺激で、肌に優しいものを厳選して含んでいますし、毛穴ケアアイテムを塗るという最低限の肌負担でケアすることができます。
綿棒で何度も肌をこすり、摩擦し、その後たくさんの刺激やダメージを受けたばかりの肌を洗顔してさらに痛手を負わせるということも一切ありません。
優しい成分で、最低限の肌負担でいちご鼻対策ができる、それが毛穴ケアアイテムによるいちご鼻対策なのです。
まとめ
いちご鼻は誰に出もおこりうる肌トラブル、毛穴トラブルです。
ちまたで話題になっている方法を信用し、安全性も確かめずに安易に行ってしまうと、悩みの種であるいちご鼻が更なる悩みを生みだしてしまうということにもなりかねません。
いちご鼻の角栓や黒ずみ、黒ずんだ毛穴で悩んでるのであれば、黒ずみ専用の毛穴ケアアイテムを使用するようにしましょう。
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