ほとんどの家庭に常備されているオロナインH軟膏、利用したことがあるという人も多いのではないでしょうか。
さまざまな効果効能を持ち、皮膚疾患薬として幅広い世代に人気の塗り薬であるオロナインには、黒ずみケアに効果があるという噂もあります。
果たしてオロナインでお尻の黒ずみが解消できるのかどうか、オロナインの成分から効果効能などを参考にして、お尻の黒ずみケアに利用することができるのかどうかを検証してみましょう。
オロナインの有効成分
まずはじめに、オロナインが持つ皮膚疾患治療効果を、配合している有効成分から見てみましょう。
オロナインには実にさまざまな効果効能がありますが、そのパワーを支えている成分とはいったいどのようなものなのかも、効果効能と一緒に見ていきます。
殺菌や消毒を主な目的としている
オロナインに配合されている有効成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液という成分で、この成分の主な働きは殺菌作用になります。
臭いもあまり無く、肌刺激が少ないということから、医療現場などでも殺菌消毒薬として利用される機会が多い成分となります。
この成分は擦り傷や切り傷、軽いやけど、水虫などに至るまでの皮膚疾患や外傷を治療することができます。
さらに保湿効果のある成分も充実しているため、あかぎれやしもやけに対しても効果を発揮することができます。
お尻の黒ずみに効果を発揮できる?
このように皮膚疾患や外傷を治療できるオロナインですが、肌を殺菌するという主な効果でお尻の黒ずみをケアできるかどうかについて考えてみましょう。
メラニンに対処できる成分は皆無
オロナインに配合されている成分には、残念ながらお尻の黒ずみであるメラニンに対処することができる、美白力がある成分は全く配合されていません。
※メラニンについては「メラニン色素と黒ずみの関係は?美白して黒ずみを解消するには?」でもくわしく説明しています。
そのため、お尻の黒ずみケアに使用しても、全く効果がないといえるでしょう。
むしろかなり強い殺菌成分が配合されているということで、肌に負担をかけてしまい黒ずみが悪化してしまうという可能性もないわけではありません。
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ニキビ跡の黒ずみには対処できない
オロナインの効果効能には、「にきび」という項目もあり、お尻にできるニキビに対しては一定の効果があるといえます。
しかし、お尻にできたニキビがやがてニキビ跡になり黒ずみになってしまったという場合には、オロナインで対処することはできません。
まとめ
上記のように、オロナインにはお尻の黒ずみを解消する効果は全くありません。
巷の噂話を信じて安易にお尻の黒ずみにオロナインを使い続けてしまうと、逆に黒ずみが深刻化してしまうというリスクもあります。
お尻の黒ずみに悩んでいたら、オロナインではなく、必ず黒ずみケア専用の黒ずみクリームを使用し、根気よくお尻肌のケアをしていくようにしましょう。
黒ずみケアクリームなら、お尻の黒ずみのさまざまな原因に対処し、効果的に黒ずみを解消していくことができます。
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