黒ずみに悩む人は非常に多いですが、どんな成分を配合したらよいのかあまり良く知らないという人も多いのが事実です。
どのような成分が黒ずみケアにおいて大切なのか…その答えはトラネキサム酸という成分だといえるでしょう。
美白成分と言っても各化粧品会社で推奨する美白成分には違いがあり、その数は計り知れません。
その中でも美白効果が絶大に認められ、安全性にも長けているトラネキサム酸は黒ずみの悩み解消には欠かせない成分であるといえます。
トラネキサム酸がどうして黒ずみケアに対して効果を発揮するのかをご紹介します。
目次
トラネキサム酸とはどのような成分?
黒ずみに効果があるとされているトラネキサム酸、成分としての名前はよく耳にしますが、いったいどのような成分なのかを知っている人はあまりいません。
このトラネキサム酸という成分は、人工的に合成されたアミノ酸で、抗炎症作用や抗アレルギー作用、その他にも止血作用もある成分です。
風邪をひいて扁桃腺が赤く腫れたりするときに処方されるのがこのトラネキサム酸です。薬品として処方される時はトランサミンなどという名称で処方される事があります。
医療や美容の分野で長きにわたって使用されてきた比較的安心安全な成分で、最近ではホルモンバランスが乱れて発症しやすい肝斑の治療効果が高いとしてビタミンCと一緒に使用されることも多くなっています。
「美白成分といえばトラネキサム酸!」と言う人も多く、美白の効果を実感している人も多数います。
また、大手国産メーカーが何年もかけて美白成分の研究開発を行ってきた優秀な美白成分とも言えるのです。
それに拍車をかけるように、美容雑誌やCMなどの媒体でもトラネキサム酸をうたう広告は多いですね。
厚生労働省認可の美白成分
厚生労働省が認めている美白成分はトラネキサム酸の他にもビタミンC誘導体、カモミラE T、ルシノール、プラセンタエキス、t-シクロアミノ酸誘導体、アルブチンなどがあります。
成分の特徴や効果の出やすさに違いがあるため、自分に適応した成分が配合されている美白成分配合の黒ずみケアクリームをセレクトすべきでしょう。
トラネキサム酸の黒ずみへの効果は?
トラネキサム酸には高い美白効果があるとして黒ずみ対策に非常に頻繁に利用されています。
その理由としては、メラニンに対する効果が非常に優れ、メラニンを効率よく抑制、排除することができるからです。
メラニンと黒ずみについては「メラニン色素と黒ずみの関係は?美白して黒ずみを解消するには?」でも詳しく説明しています。
トラネキサム酸が持つ抗プラスミンという作用
トラネキサム酸の黒ずみに対する効果の中でも注目すべきが、肌が紫外線や外部刺激などのダメージを受けてメラニンを作りだす物質の伝達を抑止する抗プラスミンという作用です。
肌細胞にメラニンを作らせる因子を直接的に抑制することによって、黒ずみの原因を根本から取り除くという高い美白効果があるのです。
すでにできてしまった黒ずみを美白するという効果もある
トラネキサム酸にはこれからできようとする黒ずみのもとであるメラニンを抑止するだけでなく、すでにできてしまったメラニンも薄くする効果があります。
今ある黒ずみだけでなくこれからできる黒ずみのもとにも同時に対処していくことでスムーズに黒ずみをきれいにしていくことができるのです。
デリケートゾーンにも安心して使用できる
通常、顔につけるトラネキサム酸配合の化粧品は、他の成分も多種配合されているため肌に刺激を感じたりかゆみが発症したりする事もあります。
ですが、黒ずみ悩みは人に相談しにくいデリケートゾーンなどのダメージを受けやすい箇所にも存在します。
そうした部位には天然の植物成分などが配合された黒ずみケアクリームが適しているのです。
しかも、トラネキサム酸の美白効果をさらにアップするような相乗効果をもたらす優秀な成分も配合されているため、より黒ずみを効率よく改善してくれるのです。
トラネキサム酸配合の黒ずみクリームの効果はある?
トラネキサム酸が配合されている黒ずみケアクリームを使用継続している女性は少なくありません。
実際に使用している人は
- 顔につける化粧品と比較すると、低刺激でコスパにも長けているので、長年継続している
- トラネキサム酸特有の抗炎症作用が、日焼け後のヒリヒリなどを抑えて肌に優しい
- アレルギー体質の自分でも安心して効果が出せた
など、主要成分がトラネキサム酸だからこそ黒ずみが安心して改善されたという口コミや体験談も多数あります。
個人輸入には注意!
黒ずみを改善しようと、海外の免税店や個人輸入で海外のトラネキサム酸配合の化粧品を使用するのは控えた方が良いでしょう。
海外商品は、外人の肌に合わせた配合率や成分を使用している事が多々あるため、日本人の肌にマッチしない事も多いのです。
それどころか、副作用などを引き起こしてしまう事も懸念されます。
そういう状況になってしまえば、責任の追及ができかねるのです。
国内の黒ずみケアクリームであれば、万が一肌に合わないなどの不都合な状況にあれば返金保証などを設けている会社がほとんどです。
そうした安心の保証があるのとないのとでは、使用者の安心度はまるで違います。
トラネキサム酸には副作用の心配は?
このように非常に黒ずみに対する美白効果が高く、メラニンに対して直接アプローチすることができるトラネキサム酸ですが、副作用についても心配がほとんどなく安心して使う事ができます。
ただ、以下のように、その人の体質や体調によっては控えた方が良いケースもあるのです。
経口摂取で控えた方が良い人
トラネキサム酸は経口摂取で取り入れている人も少なくありません。
内側から美白効果を得ようとする時はベストな方法でしょう。
ですが体内に直接入り、胃腸や肝臓などにも関連してきます。
また、血液を凝固する性質を持ち合わせているため、心筋梗塞、脳梗塞などの徴候がある人は容量、用法を間違えないように慎重に摂取しなければならないでしょう。
さらには、胃腸の弱い人は食欲不振、胸焼けなどを引き起こす人も稀にいます。
他にも、妊婦さんはトラネキサム酸に限らず、サプリメントなどの経口摂取を試みたい時は産婦人科医師に相談してからスタートさせるのが安心です。
黒ずみクリームに関しての副作用は心配なし!
昨今黒ずみクリームには美白効果は非常に高いものの、副作用が心配になる強い成分が使われることが多くなっています。
そんな中でトラネキサム酸は肌にも優しいので、敏感肌など肌が弱いという人でも安心して黒ずみケアをすることができる成分だといえます。
特に、黒ずみクリームのように外用的に塗るタイプであれば、重大な副作用の心配をするほどの量のトラネキサム酸が配合されてはいませんので安心して使用継続できるでしょう。
ですが、季節の変わり目や初めて使用する化粧品で肌荒れ経験のある人は、腕や首の柔らかい部位に少量つけて赤みや痒みが発生しないかどうかをチェックしてから、気になる黒ずみ部位につけるなど吟味しましょう。
黒ずみクリームを選ぶならトラネキサム酸入り
上記の事をまとめると、黒ずみケアをするために配合している成分の中でもトラネキサム酸は美白効果が高い上、安心安全に使用することができるといえます。
黒ずみクリームにトラネキサム酸が配合されているものを選ぶことで、より安全にそしてすみやかに黒ずみを解決することができるといえるのです。
トラネキサム酸入りの黒ずみクリームを生活の中で活用し、黒ずみというコンプレックス解消に向けてスキンケアをしていくようにしましょう。
まとめ
様々な美白成分の中でも、黒ずみ対策に効果をもたらすトラネキサム酸という成分は、特に女性ホルモンの変化で生じやすくなる肝斑などの特殊な黒ずみ悩みに効果をもたらします。
ですが、化粧品会社で購入する美白化粧品はコストも高額で、継続するにはかなりの覚悟と経済力も必要になります。
そうしたトラネキサム酸が配合されたコスパの良い黒ずみクリームを積極的に日常に取り入れてみるのが良いでしょう。
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