脇の下の黒ずみの原因はいくつかあります。
わき毛の間違った処理、肌の乾燥によるダメージ、老化、毛穴につまった汚れなど、こういった要因が重なり、脇が黒ずんでしまいます。
脇の下が黒ずんでしまったりくすんで見えてしまったりとするときに、対処法として脇の下にファンデーションを塗って黒ずみやくすみを隠すという方法を取った経験はありませんか?
目次
脇の黒ずみにファンデーションは一時しのぎ!
脇の黒ずみをすぐに解決する方法として、ファンデーションで黒ずみを隠すというのは、確かに一時的には脇の下がきれいに見えて脇の黒ずみを解消することができます。
しかし、それは一時的な解決方法にしかすぎず、脇の黒ずみはファンデーションを洗い落としてしまえば同じように残っています。
ファンデーションが原因で黒ずみが深刻化することも!
ファンデーションによって一時的にはきれいに見えるようになった脇の下の黒ずみ、しかしよく考えると、脇の下の肌はキレイに魅せるためにぬったファンデーションで負担を強いられている状態です。
毛穴もファンデーションで塞がれていて、皮脂が詰まってしまう要因にもなります。
さらにそのファンデーションを落とす際の摩擦や刺激、そしてファンデーションを完全に落としきれなかった場合の残ったファンデーションも、黒ずみの新たな要因となってしまうことを忘れてはいけません。
つまり、ファンデーションによってその時はキレイに魅せることができる脇の黒ずみも、一時しのぎのためにさらに黒ずみの原因を作りだしてしまっているということになるのです。
ファンデーションを塗らなければならない時は…
ファンデーションを脇の下の黒ずみに塗るのは、逆に毛穴に負担をかけて余計に黒ずみを目立ちやすくしてしまうということは理解できたかと思います。
ですが、実際に友達の結婚式に呼ばれたり、パーティー系の人寄りがあったりしたら、急遽、脇が見えてしまう衣装を着る事になるでしょう。
そんな時には緊急対策という事で、短時間に限りファンデーションでカバーしてあげると、その時のシーンは安心と言えるのです。
そうしたやむをえない時には次のようなファンデーションを使用してみましょう。
油分や香料の少ない低刺激のもの
脇の下は、とても薄い皮膚に覆われています。
他の部位よりも刺激を受けやすいのです。
そこに、香料や油分などの刺激性の強いタイプの成分が配合されたファンデーションをつければ、肌荒れを起こしやすく赤みや炎症がおこりやすくなるでしょう。
なるべく肌に負担をかけない成分のファンデーションを使うようにしたいものです。
脇汗までを抑える効果のあるもの
脇の下は、汗腺や皮脂線が集中している部位です。
せっかくファンデーションをつけても、汗や皮脂ですぐに落ちてしまったのでは、意味がありません。
汗や皮脂を吸着してサラサラ感のある崩れにくいタイプのファンデーションをセレクトしましょう。
ウォータープルーフタイプのもの
脇汗でファンデーションが流れないためにも、ウオータープルーフタイプのファンデーションはオススメです。
サマースポーツなど、ハードな動きをする人にも敵しているくらいですから、脇の黒ずみにも効果が期待できるでしょう。
ですが、耐水性のあるタイプはそれだけ肌への刺激の強い成分を使用している事になるため、クレンジングは他のファンデーションよりも念入りにする必要があります。
その時に摩擦をなるべくかけないケアが必要となります。
衣類に色移りしないタイプ
ファンデーションは、顔料を使用しています。
少なからず衣類にもついてしまうでしょう。
なるべくつきにくいタイプのファンデーションを選んで、大切な衣類にファンデーションが色移りしないようにしたいものです。
また、ファンデーション自体が油性ですから、衣類によってはついてしまうと洗濯してもなかなか落ちにくいことがあるので注意が必要です。
清潔なスポンジでつけていく
これは、脇につける時だけの注意点ではないのですが、洗っていない雑菌だらけのスポンジで脇にファンデーションをつけると、毛穴に雑菌繁殖しニキビを作ってしまいます。
そのニキビがニキビ跡になり黒ずみを引き起こす事になるため、清潔なスポンジを使用してつけるようにしましょう。
スポンジは中性洗剤などでもみ洗いし、日陰に干したものを使用してください。
いずれの方法も、しっかり厳守していれば、脇の黒ずみが酷くなる事を妨げてくれるでしょう。
ですが、すべてをこなすことは、正直難しい事です。
できたとしても時間がかかります。
そんな時には、脇の黒ずみに確実に効率良く効果をあげる黒ずみクリームを使う事がベスト対策と言えるでしょう。
ファンデーションで隠すよりも根本的な解決方法
では、脇の黒ずみに対してはどのような対策や解決法があるのでしょうか。
その答えは、脇の黒ずみの原因を根本的に解決するという方法が望ましいといえます。
基本的には以下のような事に気をつけて脇の黒ずみを悪化させないようにしましょう。
脇汗で蒸れないような素材の下着やインナー
脇の黒ずみは汗や皮脂などが混じり合って酸化して生じてしまいます。
こうした状況を極力無くすためにも、綿素材の下着やインナーを着用するようにしましょう。
冬場に愛用される事の多くなったヒートテックなどは汗をかきやすくしてしまうため、脇の下の黒ずみを悪化させないためにも通気性の良い素材を選びましょう。
セルフ脱毛からエステサロンに変えてみる
実際に、脱毛の回数を重ねる箇所は脇の下です。
最近では手頃に通える脱毛サロンも多くなりましたが、なかなか忙しい女性は通えずに自宅でカミソリや毛抜きで邪道なムダ毛処理をしがちです。
脇の埋没毛については、「脇の埋没毛はどうしてできる?脇の埋没毛の原因と対処法」でもくわしく説明しています。
こうした、セルフ脱毛の繰り返しも脇の下の毛穴メラニンを活性化させて黒ずみを悪化させるため、忙しくても予約がしっかりとれてリーズナブルな価格の脱毛エステにて安全に除毛してもらうことが理想的です。
脇の黒ずみクリームで徹底したスキンケアをする
脇の黒ずみがどうしても気になるならば、ぜひ試したいのが、脇の黒ずみを解消するためのクリームでのスキンケアです。
脇の黒ずみクリームは、衣類からの摩擦によってできる黒ずみ、毛穴のつまりによってくすんで見えてしまう黒ずみ、ムダ毛処理によって色素沈着を起こしている黒ずみなど、どのような要因にも対処できる成分を厳選して配合しています。
脇の下の肌をしっかりと再生させながら、保湿、ターンオーバーの促進やバリア機能の回復なども同時に行うことができます。
これは、ファンデーションで一時的に隠すのとは全く逆の解決法で、黒ずみの原因をスキンケアによって排除するという方法になります。
脇を出す機会が少ない秋や冬場からケアを!
脇の黒ずみクリームは皮膚科やエステでの治療とは異なるセルフケアのため、肌負担を最小限にしながらも低コスト、時間の都合もつける必要がない便利なケア方法です。
脇の黒ずみと皮膚科については、「脇の黒ずみに悩んでいる時に解決法として皮膚科に行くことについて考えてみましょう」でもくわしく説明しています。
しかし、その反面、効果が出るまでにある程度の時間を必要とすることになります。
そこで、脇の黒ずみケアは、ある程度のスパンを持って挑む事が大切となります。
厚手の衣類を重ね着し、腕を出す機会の少ない秋や冬から対策をし始めることで、脇の下を出す衣類の季節になるまでにキレイにすることができるようになります。
脇の黒ずみが気になったら、ファンデーションなどで隠すよりも黒ずみクリームで自分でできるセルフケアを早めに始めるようにしてみましょう。
まとめ
最近のファンデーションは、顔だけでなく、体のあらゆる部位の黒ずみをはじめとする欠点に働きかけてくれます。
それだけ、落ちにくくカバー力に長けたファンデーションが勢ぞろいです。
ですが、ファンデーションは、顔料や香料、油分などの様々な刺激性のある成分が含有されています。
そうしたファンデーションを薄くて敏感な脇の下の皮膚につけることは、黒ずみを隠すどころか黒ずみ悪化の要因になってしまうでしょう。
もし、どうしてもファンデーションを使用してカバーしなければならないシーンがある時には、その時だけ使用するように心がけて、あとは、黒ずみケアクリームなどでケアすることが一番良い黒ずみ対策となります。
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