脇の下の黒ずみが気になる人の中には、イソフラボンを含む化粧品やスキンケア用品を活用したリ、イソフラボン自体を経口摂取するように心がけている人も多いものです。
健康や美容に良いとされているイソフラボンですが、脇の黒ずみに対しては効果を発揮することができるのでしょうか。
目次
イソフラボンにはどのような効果があるのか
まずはイソフラボンがどのような働きをしたり、どのような効果を発揮することができるのか、イソフラボンを多く含む食べ物やその特徴を見ていきましょう。
豆類のほとんどに含まれている
イソフラボンを多く含む食品として一般的に良く知られているのが大豆ですが、イソフラボンは大豆を含む豆類の多くに含まれています。
主な食品としては、納豆、豆腐、あぶらあげ、味噌などがあげられます。
ですが、ここ数年間は食の欧米化が進む事で、大豆類をふんだんに使って調理する和食離れが起きていて、なかなか食材からイソフラボンを摂取する事が難しくなりました。
そうした不足分を補うために、イソフラボンが配合されたサプリメントなどでサポートしている人も少なくないでしょう。
忙しい現代人には、サプリメントは重宝なアイテムとなりました。
大豆だけでなくその他の豆も意識して食べるようにすると、イソフラボンをたくさん摂取することができます。
エストロゲンの働きを支える
イソフラボンの大きな特徴として、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの受容体に作用するという働きがあり、エストロゲンの体内での働きをサポートすることができます。
女性らしさを整える働きのあるエストロゲンは、妊娠中や生理中に多く分泌されます。
妊娠中や生理後に肌の調子が良くなるのは、こうした理由からなのです。
一方で、閉経前後ではエストロゲンの分泌が低下する事から、肌悩みは多数出てくるでしょう。
ホルモンバランスを整えることはもちろん、健康や美容にも大きな効果を発揮する成分です。
肌においてはコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す
健康や美容にさまざまな効果のあるイソフラボンには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し美しい肌作りに貢献するという役割があります。
この時、イソフラボンだけを摂取するのではなく、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助ける効果のある、果物や野菜に多く含まれるビタミンCも積極的に摂取すべきでしょう。
さらに、美肌には欠くことのできない肉や魚などの良質なタンパク質も同時に摂取すべきです。
また女性ホルモンと同じような働きをするため、ムダ毛を抑制するという効果もあります。
よく、ムダ毛処理剤に、「イソフラボンで除毛!」などのキャッチフレーズを打ち出した商品が販売されていますよね。
女性の健康面を維持する効果
女性ホルモンが低下すれば、肌だけでなく、健康面においても危機的な状態になるでしょう。
女性ホルモンの低下することで、卵巣や子宮の疾患にかかりやすくなるでしょう。
また、女性ホルモンが低下し男性ホルモンが優位になる事から、薄毛や脱毛が目立つようにもなるのです。
さらには、女性ホルモンの低下は骨密度の低下にも比例し、骨折や骨粗鬆症などのリスクを高めるでしょう。
イソフラボンを補う事で、そうした健康面の向上も期待できます。
イソフラボンの理想摂取量
イソフラボンの1日の理想摂取量は1日あたり、40mg〜50mgです。
それ以上摂取しても効果は限られていますし、尿や汗で排出されるでしょう。
ですが、イソフラボンの過剰摂取は血液中の濃度を高めて生理不順にしたり、乳がんのリスクが高まったりする可能性も否めません。
こうしたリスクはまだ研究段階で明確な結果は模索中なのですが、生理のあるうちはイソフラボンの過剰摂取は控えましょう。
イソフラボンで脇の下の黒ずみをケアすることができるかどうか
では、上記のようにさまざまな働きを持つイソフラボンには、脇の下の黒ずみをきれいにするという働きはあるのでしょうか。
脇の除毛もできるのだから、黒ずみについても少なからず効果を期待してしまいますよね。
脇の下の黒ずみをきれいにするためには、メラニンに対する美白効果、そしてメラニンの生成を抑制する効果が必要となりますが、そういった働きがイソフラボンにあるのかどうかを見ていきましょう。
メラニンについては、「メラニン色素を美白して黒ずみをきれいにするための方法」でもくわしく説明しています。
色素沈着を美白する効果はない
確かにイソフラボンにはコラーゲンやヒアルロン酸生成を促進し、肌を若々しく保つ効果はありますが、すでに色素沈着してしまっている脇の下の肌を美白するという効果はありません。
残念ながら、コウジ酸やアルブチンのような美白効果はないのです。
メラニン生成を抑制する効果もない
美白効果がないのと同様に、脇の下が黒ずんでしまう要因となるメラニンの生成を抑制する効果も、イソフラボンにはありません。
肌を健康にし潤いを守る効果はあるものの、メラニン生成をストップすることができなければ、脇の黒ずみをきれいにすることはできないでしょう。
ですが、イソフラボンはお肌の生まれ変わりであるターンオーバーのサイクルを正常化する働きがあるため、何らかの黒ずみケアをした場合に、メラニンの排出をスムーズにする効果は期待できるでしょう。
イソフラボンの除毛効果に注目
脇の黒ずみを招くメラニンは、カミソリや毛抜きなどで脱毛する時の刺激により増加しやすくなります。
イソフラボン配合の豆乳ローションを使う事で除毛効果が出せれば、こうしたカミソリや毛抜きなどの刺激ある脱毛をする回数も減るため、必然的に脇の下のメラニン沈着を防ぐ事ができるでしょう。
イソフラボンの黒ずみに対する直接的な効果は認められませんが、間接的な黒ずみ対策にはなるのですね。
イソフラボンの新陳代謝をスムーズにする作用に注目!
イソフラボンの肌に働きかける効果で最も重要な点は、新陳代謝をスムーズにする作用がある事です。
メラニンや汚れが詰まった皮膚が新しく綺麗な皮膚に生まれ変わるのは、約1ヶ月かかりますが、ストレスや加齢、睡眠不足などにより新陳代謝、つまりターンオーバーが乱れ、黒ずんだまま残ってしまいます。
イソフラボンはターンオーバーを正常化するため、こうした皮膚に残る汚れをしっかりリセットしてくれるでしょう。
アンチエイジングに効果的なイソフラボン!
イソフラボンに求める美肌効果の最も優れた点は低下したハリや弾力を保つコラーゲン生成をスムーズにする事でしょう。
まさに、アンチエイジングには効果的な成分と言えるわけですね。
ですから、脇の下の黒ずみにはイソフラボン以外の黒ずみ対策を専門にしたケアが良いでしょう。
黒ずみ悩みをどうしても積極的に解消したいのであれば、やはり黒ずみ悩みに特化した黒ずみケアクリームを使う事をオススメします。
脇の黒ずみなら黒ずみケアクリーム
イソフラボンは確かに肌に良い効果をもたらすので、スキンケアで利用したリ摂取したりすることは良い事です。
しかし脇の黒ずみを解消していくための成分に欠けているため、イソフラボンの効果と同時に黒ずみケアクリームを利用するのが理想的な脇の下の黒ずみケアの方法です。
ですが、イソフラボンを食事なり、化粧品なりで日常的に摂取する事については、継続していくべきです。
なぜなら、黒ずみ対策については効果は期待できませんが、そのほかの美肌効果は期待できるからです。
いくらほかの製品で黒ずみ対策ができたとしても、脇の下がガサガサだったりムダ毛だらけだったりすれば、全体的に見れば決して美しいものではないでしょう。
イソフラボンの美肌効果と、黒ずみケアクリームの美肌効果、美白効果が相乗効果を生みだして、脇の下の黒ずみをかなり早期に効率よく解消していくことができるでしょう。
また黒ずみケアクリームには、脇の下のメラニン沈着を抑える効果の他に肌荒れを解消してくれるような成分が配合されているケースもあり、薄い皮膚である脇の下にも安心して使用できるものがほとんどどでしょう。
まとめ
脇の下が黒ずんでいると、おしゃれやレジャーを楽しむ気持ちに水を差してしまいます。
特に薄着になる季節では、ノースリーブや水着ファッションが楽しめないでしょう。
脇の下が黒ずんでいて悩んでいるのであれば、ぜひ黒ずみケアクリームの美肌美白効果を利用して効果的に黒ずみケアを進めていくようにしましょう。
その際、肌のコンディションを整えるイソフラボンを併用すると良いですね。
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