角栓ができやすい場所といえば、鼻や背中が一般的ですが、じつは脇の下にも角栓ができてしまうことが多くあります。
脇の下は角栓ができる条件がそろっていて、角栓になってしまい悩んでいる人も非常に多くなっています。
目次
角栓って何?
角栓の成分となるのは、おもに、皮脂やタンパク質などです。角栓は誰にでも存在するものですが、ターンオーバーにより、排出される事が殆どで、毛穴を塞いだりするようなトラブルを引き起すことは殆どありません。
そして、角栓が目立つと見た目の悪さや角栓による肌トラブル防止と言う意味で、すぐにすべて取り除きたくなるものです。
ですが角栓がある事で、外部からの雑菌の侵入を防御するなどの役割を備えているのです。
角栓がある事が問題なのではなく、角栓が毛穴を塞ぐくらいに大きくなる事が問題なのです。
脇の下の角栓は、脇の黒ずみの大きな原因となりますし、きれいな脇の下を演出するうえではケアして改善するべき肌トラブルです。
では、脇の下にできる角栓はどうやって解消したらよいのでしょうか。
また角栓ができないようにするためのケアはどのような方法をとったらよいのでしょうか。
脇の下にできる角栓がもたらすデメリットとは
- ノースリーブや水着を着用した時に、見た目が恥ずかしい
- 角栓が黒ずんでくると、不潔っぽく見られてしまう
- 触った時にザラザラしている
- 角栓が酸化して黒ずみにならないか心配になる
- 角栓が炎症を起こしてニキビにならないか不安になる
- 角栓から臭いがする
男性の場合ならば、脇のムダ毛を処理する事がないため、角栓ができても目立ちにくく、気づかないケースもありますが、女性の場合、脇のムダ毛処理をするため、脇の下に角栓ができると目立ちやすくなります。
女性は、自分のオシャレのためにも、脇の下のムダ毛処理だけでなく、角栓にまで気を使いながらケアしなければならないのです。
角栓はワキガや多汗症の人にできやすい!
脇の下から悪臭を放つワキガ体質や、脇から多汗症の症状を訴える人は脇に角栓ができやすくなります。
通常の人よりも、アポクリン汗腺やエクリン汗腺という汗腺が多く、皮脂や脂肪、老廃物が分泌しやすい脇状況だからです。
しかも、こうした皮脂分泌が盛んな汗腺だからこそ、角栓が酸化しやすく黒ずみをひどくしてしまうのです。
しかも、こうしたワキガや多汗症などの脇悩みを抱えている人は、消臭作用のあるデオドラント剤を頻繁に使用するため、脇に刺激を与えたり、毛穴にスプレーの成分を詰まらせたりする事があるのです。
また、ワキガの人が脇の下の角栓を放置してしまえば、よりワキガ臭が酷くなる事もあります。
ワキガ体質の人は、脇の臭いに気をつけるだけでなく、角栓を黒ずませないようにケアする事がベストです。
脇の下は角栓ができやすい環境にある!
毛穴が多い
実は脇の下という部位は、非常に毛穴が多く集中している場所です。
毛穴が多くあるということは、脱毛をする必要性がある場所ということにもなります。
誤った脱毛法などで毛穴を広げてしまったり、毛穴の皮膚の部分を傷つけてしまったりすると、毛穴が詰まったり、毛穴に溜まった老廃物や皮脂を排出しにくくなってしまうということになり、それにより角栓ができてしまうのです。
汗腺が多い
また、脇の下には汗腺も非常に多く集まっています。
汗腺からは汗だけでなく皮脂も分泌されています。
しかし脇の下の汗腺は脇の下にあるためムレやすく、衣類などのダメージも受けやすいというデメリットがあります。
また、制汗剤などを使用することで、さらに詰まりをおこしやすいという場所でもあります。
さまざまな要因が重なり汗腺が詰まってしまうと、直接的な角栓につながるということになります。
脇の下の肌ダメージは深刻
脇の下は非常にダメージや刺激を受けやすい場所でもあります。
常に衣類の刺激を受けていることは言うまでもありません。
それ以外にもムレ、細菌が繁殖しやすい、ケアが行き届きにくい、制汗剤などの成分、シャンプーやボディソープなどの洗い流し不足など、ありとあらゆる刺激やダメージがたまりやすいのです。
そういった刺激により脇の下の肌は深刻な状態に陥り、代謝が低下、ターンオーバーや再生もままならなくなり、黒ずみや角栓ができてしまうこともあります。
しかも脇の下は皮膚が薄いため、少しでもダメージを受けたりすれば、他の部位よりも角栓が黒ずみに変わるのも早いでしょう。
脇の下に角栓を作らないようにするためには?
では、脇の下の角栓を予防するためにはどうしたらよいのでしょうか。
脇の下に角栓を作らないために必要なスキンケア、脇の肌を健康に保つためにおススメのクリームなどについて考えてみましょう。
クレンジング、毛穴洗浄
脇の下に角栓を作らないようにするためには、まず、毛穴や汗腺の詰まりを予防していかなければなりません。
そのために必要なことは徹底した脇の肌のクレンジングで、毛穴や汗腺を洗浄することです。
ピーリングなど
定期的にピーリングなどを行うというのも良い方法です。
脇の黒ずみに対しても効果がありますので、脇の下をきれいにするという目的で定期的に新しい肌を作りだせるピーリングは効果的です。
保湿、収れん
脇の下の肌を健やかに保つためには、保湿を徹底し、洗浄後に収れんというケアを取り入れることも重要です。
肌を健やかに保つことで、ターンオーバーを促し、毛穴などの詰まりを予防することができます。
さらにメラニンをすみやかに排出することができるようになり、黒ずみに対しても一定の効果があります。
通気性の良い下着を着用する
脇の下の汗が角栓の元になります。
通気性の良い綿素材の下着をつけるようにして、ポリエステルなどの化学繊維素材の下着の着用は控えましょう。
高脂肪な食事を避ける
角栓の成分は、皮脂やタンパク質などで構成されています。
脂っこい食事や、高カロリーのジャンクフードなどを摂取するのは、控えましょう。
こうした食生活が、角栓を作り出す要因になります。
肌に優しいデオドラント剤を使用する
夏になると、汗臭ささが気になってデオドラント剤を使う人が殆どでしょう。
角栓を作らせないためにも、余計な成分を含んでいるデオドラント剤を避けて、天然成分や無添加に近い成分のデオドラント剤を選んで使用しましょう。
脇下の角栓を取り除く方法
脇下の角栓を取り除く方法には民間療法的なものから、角栓除去専用の商品まであります。
以下にあげるように、どのような方法でも脇の角栓は除去可能です。
アフターケアはどれも手を抜かずに実施してあげれば、脇の角栓が黒ずむなどの肌トラブルを生じさせにくくするでしょう。
指と指で絞るように押し出す
ついついやってしまいがちな方法ですが、指と指で挟むように絞ると角栓がニュルッと排出します。
この時に、力任せに押し出してしまうと、毛穴を傷つけたり、雑菌を繁殖させたりしてしまいます。
毛穴パック
鼻にする毛穴シートパックを脇につけて剥がすと、脇の角栓も除去できるでしょう。
剥がした時の刺激が肌をいためたり、剥がした後に毛穴が開きやすくなったりします。
クレイパック
毛穴の奥まで入り、余分な皮脂汚れを吸着するクレイパックで脇の下のケアをすれば、角栓まで除去できるでしょう。
オリーブオイル
毛穴を開かせるように、浴槽や蒸気内で実施します。
オリーブオイルを適量とって脇下に刷り込むようにマッサージして、角栓を溶かし、洗い流せば角栓が除去されるでしょう。
オリーブオイルについては「いちご鼻対策にはオリーブオイルよりも黒ずみクリームがおススメ」でもくわしく説明しています。
こんにゃくスポンジ
グルコマンナンという食物繊維からできているスポンジです。
軽くこするだけで角栓を除去できます。
赤ちゃんの入浴時に使用される事も多く、肌にとても優しい低刺激のスポンジと言えるでしょう。
いくら優しいからと言って、頻繁にやるのは毛穴を傷つけたりするため、回数は控えた方が良いですね。
ピンセットや毛抜き
ピンセットや毛抜きで毛穴から角栓の頭を抜くようにしていきます。
ピンセットは、使う前に消毒するなどしなければ、脇の下の毛穴から雑菌が繁殖し、炎症から黒ずみに悪化してしまう事もあります。
毛穴を吸引する機器
ヌルっと柔らかい角栓には、電動毛穴吸引器が効果的です。
ですが、固まりかけている角栓は除去が難しくなります。
まとめ
このように、脇の下に角栓を作らないようにするためには、脇の肌もしっかりとスキンケアをするということが大切です。
こういった脇の下の肌のスキンケアをトータル的におこなう際に便利なのが、脇の黒ずみケアクリームです。
毛穴ケア、保湿、美白、肌のよみがえりなど、総合的に肌ケアができるというメリットがあります。
脇の黒ずみクリームを賢く利用して、脇の角栓を予防しきれいな脇肌を手に入れましょう。
コメント